ウォーキングで気をつけたい2つのこと(2)

こんにちは。もりたカイロプラクティック院長の森田忠志です。

ウォーキングで気をつけたいことの1つ目は、「歩数や時間よりフォームを大事にする」でした。今回はその続き、「靴を正しく履く」についてです。

良かれと思ってウォーキングを始めたのにかえってあちこち傷めてしまう、その原因のひとつが「靴」にあります。

よくある「間違っている」こと

「靴を正しく履く」ってどういうことなん!?と思われるかもしれませんね。「正しく」とわざわざ書くということは、間違って履いている人が多いということです。

よくある間違いは、次の2つ。

  1. そもそもサイズが合っていない
  2. 正しく履けていない

サイズが合っていない

「そんな馬鹿な!?」と思われた方、合っていない可能性が大です(笑)。これまで一度も足長(足のサイズ)を計測してもらったことがないなら、かなり怪しいといえます。

たいていの場合は、実際の足長よりも“大き過ぎる靴”を履いておられます。特に男性に、その傾向が強いです。

私はよく患者さんの足長をこんな道具(写真)を使って計測するのですが、たくさんの人を測ってきた経験からいって、男性の8割以上が“大き過ぎる靴”を履いておられます。

靴は体の最下部で体全体を支えています。そして重要なことは、「下のものほど上に影響する」ということです。建物とおなじですね。

大き過ぎる靴で、足と靴がフィットしない状態のまま歩き続けたらどうなるでしょうか?

本人は意識しなくても、知らず知らずのうちに膝や腰などに余計な負担がかかり、「故障する土壌」ができ上がります。

まずは靴屋さんできちんと計測してもらいましょう。

正しく履けていない

計測してもらうと、人によっては2cmも違っていたということもあります。

「そんなはずはない、これより小さいと入らんのじゃけぇ」

そうなる原因は履き方にあります。履き方に問題があるため、実際より大きい靴でないとキツく感じてしまうのです。

正しい履き方は、簡単にいうと、

  1. 踵を合わせて
  2. 紐をつま先側からしっかり締める

です。

「踵を合わせる」とは、靴のヒール部分と足の踵をピタッと合わせるということです。靴に足を入れて、まず「踵をトン」です。ここがいい加減になると(実際そういう人が多いのですが)、靴の中で足が前方に位置しますので、ジャストサイズの靴ではつま先が詰まって「キツい」と感じます。

次に、つま先側の紐の締めがゆるいと、やはり足が前方にずれていくので、つま先が当たって「キツい」と感じます。

試し履きは当てにならない

つい先日も、25.5cmの靴を「丁度いい」と使っておられた方が来られました。足長を測ると、24.3cmです。この方の場合、大きくても25.0cmの靴にすべきです。

「いや、でも試し履きもしてるんですよ」とおっしゃいます。そこで、持って来られた靴を正しい履き方で履いてもらいました。

結果は、靴の先端が指でつぶせるほど大きかったのです。ご本人も「ほんまじゃ!」と驚いておられました。

このように、間違った履き方で試し履きをすると、間違ったサイズの靴を買うことになります。そして、そういう方が実に多いのです。

フォームと靴を見直そう

ウォーキング自体は健康のために有益です。しかし、悪い歩き方や、合っていない靴のせいで、膝や腰などあちこち傷めてしまうのは残念です。

ウォーキングを実践している人も、これから始めようとしている人も、これを機会にフォームと靴をぜひ見直してみてください。