歪みの原因が目にあることも

「歪みには 目の問題も 絡んでる」

これは本日の店頭看板に書いた「今日の一句」です。「歪み」というと筋肉や骨格ばかり意識しますが、実は「目」も大きな影響を与えています。

落合さんのイチロー評

先日、野球の落合博満さんがイチロー選手についてコメントしていました。その中で「目の問題」について言及していたのが興味を引きました。

「年とともに一生懸命ボールを見なきゃいけないっていうんで、だんだん動きが小さくなってくる。若いときはこうやって(背すじが伸びた姿勢で)見てるのが、年取ると顔が前にくる。するとバッティングは回転運動なので、その回転がまっ直ぐ回るのか、いびつになって外から回るのか。そうすると振れ幅が小さくなってくる。だから最近(イチロー選手)は、ものすごくこじんまりとした打ち方をしてる。これは長いことやった人でないと、気づかないと思う」(「戦え!スポーツ内閣」2018年5月23日放送分より)

イチローウォッチャーを自認する私も、目の問題までは考えていませんでした。イチロー選手の視力がもともと低いのは知っていましたが、「ボールは目で見ず身体で見る」という本人の言葉もあって、そこまで影響していないのではと思っていたのです。

歪みの原因が目にあることも

落合さんも指摘しているとおり、目の問題は全身の動きに影響します。

たとえば「右目が見えにくい」とします。すると右側の視野が狭まるので、全体をよく見るためには右側を左目でカバーすることになります。当然、顔を右により大きく回す必要が出てきます。

この動きは頚椎だけでなく、全身に影響します。

右目が見えない → 左目で見ようとする → 頚椎や骨盤も右に回る → 右足を外に開いて歩く 

これで右膝に痛みが出たり、右足裏の小指側にタコができたりします。

このような場合、左側に首や体を回すような運動を意識的に行う必要があります。眼科を受診していないなら、一度きちんと診てもらうことも大切です。

ひと口に「体の歪み」といっても、その原因が目にあるということもあるのです。

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