当院ではよく姿見の前に立ってもらって、全身のバランスをチェックします。
そこで初めて自分の身体が歪んでいることに気づく人が少なくありません。
私が指摘すると、「あ、ほんとだ!」と驚かれます。
聞くと、「まったく気づいていなかった」と。
毎日の暮らしの中で、鏡を見ないという人はまずいないでしょう。
にもかかわらず、気づいていないということは、そういう意識で見ていないということです。
簡単にチェックできるポイント
そこで、誰でも簡単にチェックできるポイントをご紹介します。
1.首から肩にかけてのライン
鏡に正面を向いて立ちます。このとき、首から肩にかけてのラインが左右で同じかどうか見てみましょう。首が傾いていたり、どちらかの肩が上がっていれば、ラインが異なります。
2.左右の肩の高さ
これは気づいている人も多いです。左右の肩の高さが異なっていないかどうかチェックします。
3.鼻・胸骨・おへそのライン
鼻と胸骨とおへそを結ぶラインが一直線上にあるでしょうか。背骨が歪めば、おへそに対して鼻が左右どちらかにズレています。
4.ウエストライン
いわゆる「腰のくびれ」の左右差はどうでしょうか。これも異なる人が多いです。腕と脇腹の間のすき間が左右で異なります。
5.つま先の向き
左右の足のつま先の向きはどうでしょう。どちらかの足だけ開いていたりしていませんか?
以上を図にしてみます。
日々のチェックがモノをいう
これらはいずれも自分で簡単にチェックできるポイントです。
鏡の前に立つたびに、チェックする習慣をつけましょう。
なぜそれが大事かというと、その都度気をつけて姿勢を正すことが、歪みの予防と矯正につながるからです。
重要なのは、日々の細かな意識付けです。
背中の筋肉を意識しながら、こっちが本当だぞ、と言い聞かせるつもりで自分で身体を調整します。その積み重ねが身体を変えます。
「私って歪んでるかな?」と気になる人は、参考にしてみてください。
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