硬いふくらはぎにはストレッチボードがおすすめです。

Tさん(40代女性)は「ふくらはぎがパンパンに張って、よく足がつる」と悩んでおられました。

ところが、脱力ウォークを実践し始めてから「足がつらなくなった」そうです。

軽く考えてはいけない「こむら返り」

「ふくらはぎが張る」「足がつる(こむら返り)」という悩みは珍しくありません。しかし、よくあることだからといって軽く考えるのは危険です。

『ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その1「第二の心臓」』にも書いたように、ふくらはぎは「第二の心臓」であり、「筋ポンプ作用」という重要な役割を持っています。

足までいった血液は、ふくらはぎの筋肉の伸び縮みを利用して、上のほう(心臓側)に戻ってくる仕組みになっています。これが「筋ポンプ作用」です。

「ふくらはぎが張る」状態は筋肉が硬くなって伸び縮みできない状態であり、筋ポンプ作用が十分に働くことができません。

さらに、「足がつる(こむら返り)」のは、第二の心臓が痙攣して心臓麻痺を起こしているようなものです。

これが頻繁に起こることが身体にとって大きな危険信号であることは、おわかりでしょう。

ストレッチボードがおすすめ

ふくらはぎの張りやこむら返りを予防するためにも、積極的にストレッチをしましょう。

私が患者さんによくおすすめするのは、「ストレッチボード」です。傾斜がついた台の上に立つタイプですね。これが、簡単で効果も高いです。

ストレッチボード

【やり方】

ふくらはぎストレッチボードのやり方1
ふくらはぎストレッチボードのやり方2
  1. 無理のない角度に設定し、真っ直ぐに立ちます。「無理のない角度」とは、腰も膝も曲がらずに真っ直ぐ立てる角度です。(ゆっくり呼吸を5~10回)
  2. 上半身の力を抜いてゆっくり前屈していきます。息を吐くたびに、少しずつ指先をおろします。ポイントは、膝を曲げないことと、できるだけ背中を丸めずに股関節から曲げることです。(ゆっくり呼吸5回)
  3. 右膝を曲げて、右手を腰の後ろに回します。左手だけ下げながら、ゆっくり指先をおろしていきます。(ゆっくり呼吸5回)足と手を入れ替えて反対側も同様に行います。
  4. もう一度、両膝を伸ばして、両手をおろします。(ゆっくり呼吸5回)最初よりも深くおろせるでしょう

この1.~4.のやり方は、ストレッチボードを使わずに、床の上で行っても効果的です。ぜひやってみてください。

「脱力ウォーク」も忘れずに

もちろん「脱力ウォーク」も、Tさんのように効果を実感していただけると思います。蹴らないで、ふくらはぎを脱力する習慣をつけましょう。


私が使っているボードは、『アサヒ ストレッチングボードEV ダークグレー』です。床を傷つけない「敷きマット」も付いていておすすめです。