手の向きに気をつけてみよう

前回の記事『自然に立ったとき手はどこにある?』で、前肩(肩が前に丸まる姿勢)を予防する歩き方のコツを紹介しました。

「ズボンの後ろポケットにタッチしながら歩く」というのがそれ。

もうひとつ、簡単な方法があります。

それは、「手のひらを前に向けて歩く」です。

手にひらを前に向けて振る

立ったときに両手がズボンの前ポケットの位置にくる人がもっとも多い、と前回書きました。

これは体の胸側(前側)がすぼんいる状態です。「手の甲」が前を向くことになります。

この手の向きを逆にして歩いてみましょう。肩を胸から大きく開き、「手のひら」を前に向けて腕を振ります。

これだけでも歩く姿がずいぶんきれいになります。

大丈夫です。偉そうには見えません(笑)

ラジオ体操の深呼吸

ラジオ体操では、胸を開いて腕をななめ後方にもっていく動きがあります。

この動きも前肩予防に効果的です。

ポイントは、胸から大きく開く意識をもつことと、手のひらをしっかり上に向けること。

たとえば第二体操の最後に出てくる深呼吸。両手をななめ後ろに開いて息を吸い込みます。このとき手のひらを返してしっかり上に向けることがポイントです。

試しに、手のひらを上に向けた場合と、下に向けた場合とで、息の吸い込み具合を比べてみてください。

下に向けると少し吸い込みにくくなりませんか?

ちょっとした手の向きが、身体に影響することがわかっていただけると思います。

手がどちらを向いているかで姿勢や呼吸が変わってきます。歩くときや体操するとき、ご自分の手の向きに注意してみてくださいね。