こんにちは。院長もりたです。
前回の記事では、「ぶら下がり健康器」ってやっぱりいいよね、ということをお伝えしました。
今回は、では「何が良いのか」という点をもう一歩突っ込んでお話しします。
目次
ぶら下がることで背骨の「伸び」を実現できる
背骨は解剖学的にみて、次の6つの動きをします。
・前後に曲がる(屈曲、伸展)
・左右に曲がる(左側屈、右側屈)
・左右にひねる(左回旋、右回線)

ところが、これらに加えて、もうひとつ重要な動きがあります。
それは、
上下の「伸び縮み」
です。

この「伸び縮み」を実現させてくれるのが「ぶら下がり」なんですね。
30秒間のぶら下がりで腰椎(背骨の腰の部分です)の椎間板の間隔が「6ミリ以上」も伸びた、という調査報告もあります。
ぶら下がるだけで6ミリって、1ミリでも身長を伸ばしたい人にとっては夢のような話ですよね・笑。もっともぶら下がりをやめるとすぐ元に戻るので、残念ながら伸びっぱなしではないようです。
しかし、背骨の「伸び」を定期的に行う(たとえば1日3回など)ことで、背骨の柔軟性が増し、歪みや硬化の予防になることは十分に考えられます。
バネを伸ばして歪みを防ぐ
例えてみれば、背骨は「バネ」のようなものです。
バネをいつも同じ方向にだけ曲げていたらどうなるでしょう?クセがついて、そちらに曲がりっぱなしになりますね。
これが背骨でいう「歪み」や「変形」です。
いつも同じ方向に曲げる → そのまま硬くなる → 歪み・変形の完成
デスクワークやスマホを見るときの猫背姿勢、楽器演奏での偏った姿勢など、同じ姿勢が長時間、または長期間続くと、バネ(背骨)の歪みが固定化し、元に戻りにくくなってしまいます。

さらに怖いのは、このバネ(背骨)は歪めば歪むほど劣化しやすく、壊れやすくなるということ。レントゲン検査の結果、「椎間板が潰れてますねー」と言われるなどは、その一例です。
そうならないために、定期的にバネ(背骨)をグイーンと伸ばしてあげることが大切で、それには「ぶら下がり」が効果的というわけです。

まとめ
どうですか?
「あ、自分もヤバいかも。ちょっとぶら下がっとこ!」と思っていただけたら幸いです。
今回は、
1. ぶら下がることで背骨の「伸び」が実現できる
2. 背骨はバネのようなもので、定期的に伸ばすことで歪みを予防できる
といったお話でした。参考にしていただければ嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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