今年の夏の甲子園は、コロナや雨に翻弄されて大変でしたね。
しかし、それを払拭するほどの好ゲームがたくさんありました。
そして、決勝は智辯対決!
最終的に点差は開きましたが、途中まではどっちに転ぶかわからない緊迫したゲームでした。
和歌山が流れを渡さなかったのは、投手陣の踏ん張りと、あの2番大仲選手。
いや~、相手にしたらあれほどイヤな選手はいませんよ。
私も元高校球児(35年前!)として記憶していますが、球にくらいついて粘りまくり、足が速くて、思いきり振ってきて、しかも何をしてくるかわからない、こういう打者ほどイヤなものはありません。
そんな元気印が一人いるだけで、こちらは気圧されます。
3人で終わりそうだったのに、全身でノリまくっている大仲選手が出塁する。
流れが智辯側に渡らなかった大きな要因だったと思います。
すでにいろいろと話題になっていますが、優勝シーンは実に印象的でした。
カメラがいつものように投手を映したにもかかわらず、誰も抱きつかない。
そして、全員が喜びをかみしめながら整列しました。
私はてっきり(コロナのせい?)と思ったのですが、事前に「礼に始まり、礼に終わる」の精神でそうすることに決めていたとか。
ほんとうに感動しました。
そもそも、優勝チームがマウンド上でやる“1本指突き上げポーズ”が、私は大嫌いです。
(次に嫌いなのが、駅伝選手がやる「ごめんなさい合掌ポーズ」)
あの「俺たちがテッペンだぜ」と言わんばかりの品のないポーズは、見ていて不快になります。
それに比べると、今回の智辯和歌山の選手たちは見事でした。
真の王者は相手を思いやることを、教えてくれました。
よく言われるように、相手があるから野球ができるわけですからね。
そう考えると、これ見よがしな「やったぜポーズ」ではなく、感謝と思いやりを表すあの静かな態度こそが、勝者にふさわしいと言えるでしょう。
高校野球つながりということで、もうひとつ話題を。
私が最近大好きでよく見るYouTubeチャンネルは、『迫田監督野球チャンネル』です。
広島商業や如水館高校で監督をつとめられ、現在は81歳にして竹原高校の監督に就任された、言わずと知れた高校野球界の重鎮・迫田監督。
広島弁で語りまくるその情熱に、いつも圧倒されながら教えられます。
何より、話がおもしろい!
先日、このチャンネルの動画で、なんと私がちょっとだけ取り上げられました!!
あるクイズに答えたものなんですけどね。
野球好きの方、ぜひ見てみてください↓
(私は9:00~あたりから出てきます)
迫田監督の話を伺っていると、また白球を追いたくなります。
あー、野球ってやっぱりいいなー。
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