メンタルヘルスマネジメントを学ぶなかで【ジョハリの窓】というものを知りました。
コミュニケーション分野での自己分析法のひとつです。
上図の通り「4つの領域」に分けるシンプルな図式。
- 「開放領域」自分も他人も知っている
- 「盲点領域」自分は知らない、他人は知っている
- 「隠蔽領域」自分は知っている、他人は知らない
- 「未知領域」自分も他人も知らない
コミュニケーションにおいては、「隠蔽領域」を「開放領域」にもっていくことが理想ということです。
日頃のコミュニケーションの質の良し悪しがものを言いますね。
たとえば上司が部下に日頃から良いコミュニケーションがとれていれば部下の「隠蔽領域」が減るし、コミュニケーションがとれていなければ「隠蔽領域」が増える。
「隠蔽領域」の大小は、コミュニケーションの良し悪しと同時に「信頼度」も表すといえそうです。
当院で言えば、「隠蔽」ではないけれど患者さんが「関係ない」と考えて伝えていないことも多々あります。
最近よくお腹を壊すとか、昔ひどい捻挫をしたなどです。
これは施術中の会話や雑談などで、あとからわかることが多いです。
雑談もバカにできません(笑)
あるいは、当院ではじめて自分の歪みに気づく(よくあることですが)などは「盲点領域」に気づいたということになるでしょう。
おもしろいのは「未知領域」。
たとえばある動きをやってみて右はできるのに左はできないという場合、新たな“課題”がはっきりするという意味で大きな前進といえます。
いずれにせよ、【ジョハリの窓】の見方を持っておくと分析力が上がると思われます。
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