「かかとから着地」のほんとうの意味とは?

つま先で蹴る、歩幅を広く、かかとから着地は要注意

「かかとから着地することを意識して歩いています」

こうおっしゃる方が、ほんとうに多いです。

「病院でそう指導されたから」と。

歩いてみてもらうと、「ドン、ドン」と足音が大きい。

つまり、衝撃が大きい。

これが膝や腰の痛みにつながる可能性を考えないといけません。

たしかに、人間の正常な歩行では「かかとから着地」しています。

ところが、膝や股関節などに痛みがある場合、無意識のうちに「つま先から着地」するようになります。

それは正常な歩き方ではありませんよということで、病院では「かかとから着地しましょう」と指導されるのでしょう。

それはそれで間違いではないのですが、問題は、「かかとから着地」をことさらに意識し過ぎると、かえって不自然な歩き方になってしまうことです。

足首周辺に力みが入り、カタく、ぎこちない歩きになります。

かかとから着地しようとするあまり、足首を手前に曲げて(足関節の背屈)、足指をグイと持ち上げるようなかたちになります。

このときスネの筋肉は強く緊張します。

私は、「足裏全体でフラットに着地する意識でいいですよ」とアドバイスしています。

できるだけやわらかく、フワッと、足裏全体で着地するイメージです。

それで「ほんの一瞬かかとがはやく着地する」のが、本来の「かかとから着地」の意味です。

はじめは難しく感じるかもしれませんが、まずは足の力をできるだけ抜いて、「フワッ、フワッ」と足裏全体で着地することを意識してみてください。

一瞬かかとがはやい着地

拙著「蹴らない歩き!『脱力ウォーク』」でも解説しています。

Amazon.co.jp: 蹴らない歩き!『脱力ウォーク』: 頑張って歩いても足が痛くなるあなたへ eBook : 森田忠志: Kindleストア
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