「荷物を持った瞬間に腰がグキッとなった・・・」「掃除機をかけていたら腰にピシッと痛みが走って、徐々に悪化した・・・」
このように腰に突然痛みが生じる急性腰痛を、一般に「ぎっくり腰」といいます。
「ぎっくり腰」は、何がどうなったのか、どのような対処をすればいいのか、もりたカイロプラクティックではぎっくり腰に対しどのようなことを行うか、についてご説明します。
目次
ぎっくり腰は何がどうなったのか
ぎっくり腰になったひとは、「腰の骨がズレた」とか、「骨盤に亀裂が入った感じ」などと言いますが(私も経験があるのでよくわかります)、実際にはそのようなことは起きていません。(もしほんとうに腰の骨がズレていたら大変なことですが、交通事故のような衝撃でもない限りそうはなりません)
では、何がどうなったのでしょうか?
答えは、腰周辺の筋肉や筋膜、靭帯といった軟部組織が損傷したのです。
腰は身体の中心にあり、大きな負荷がかかる部分です。
そのため、丈夫な筋膜や靭帯でガードされ、守られています。
しかし、何らかの負荷がかかったときに、これらの軟部組織が損傷することがあります。
これが「ぎっくり腰」です。
軟部組織は骨のようにレントゲン写真には写りません。
したがって、病院で軟部組織の損傷として判断されることはあまりありません。

どう対処すればよいのか
ぎっくり腰になったときには、どう対処すればよいでしょうか。
私が行うアドバイスは、おもに次のようなことです。
- 立つことも無理なときは、横になって安静にしておく
- 歩けるなら、安静にしすぎず、できるだけいつも通りの生活をする
- できるだけイスに座らない
- サポーター、コルセットを積極的に利用する
1.立つことも無理なときは、安静にしておく
少しでも動いたら痛みが走り、とても立てないような状態です。
このようなときは無理をせず、横になってできるだけ安静を保ちましょう。
通常、痛みは初日から二日目にかけてピークとなります。
その後、徐々に落ち着きますので、慌てないようにしてください。
2.歩けるならいつも通りの生活をする
ぎっくり腰になったときにはいつも通りの生活を心がけたほうが直りが早い、という調査結果があります。
これには、「できるだけ動いたほうが損傷部分の回復によい」というだけでなく、「精神的ストレス」も関係しています。
不必要に怖がり過ぎないほうが、痛みもおさまりやすいのです。
そして、歩いても問題なさそうなら、少し近所を歩いてみましょう。(10分程度でもOK)
歩くと腰の深部筋がよく動いて血流が促され、回復が早まります。
3.できるだけイスに座らない
2.とも関係しますが、ぎっくり腰のときには「立っているほうがラク」というひとが多いです。
実際にその通りで、腰にかかる負荷は、まっすぐに立っているときを「1」とすると、イスに座ると「1.4」に上がるといわれます。
立っているときには上半身の重さを脚が支えてくれますが、イスに座ると上半身の重さを腰で受けることになるためです。
なおかつ、イスにじっと座り続けると血流も悪くなり、回復が遅れます。
ですから、立てないなら寝ておく、歩けるなら少し歩く、が基本的な対策になります。
4.サポーター、コルセットを積極的に利用する
サポーター、コルセットの類は、ふだんから常時使用するのはおすすめできません。
それ頼みの身体になりますから。
しかし、ぎっくり腰のときは別です。
非常事態ですし、軟部組織が損傷しているわけですから、そこを守るためにも積極的に利用してください。
どうしても出なければならない仕事があったりする場合には、心強い味方となってくれるでしょう。
ちなみに、もりたカイロプラクティックで貸与もしくは販売しているのは、下記のものです。
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もりたカイロプラクティックで行うこと
もりたカイロプラクティックでは、「ぎっくり腰」のひとに対して、次のような施術を行います。
- まっすぐに立てない、ベッドに寝ることも難しいなど、「退避姿勢」(痛みを避ける姿勢)が強く見られる場合には、無理のない手技で、少しずつ本来の姿勢に近づけていきます
- 患部はようすをみながら、おもに患部に関係する周辺の筋肉の緊張を手技により緩めます
- 本人ができる体操法や、生活上の注意点をご指導します
- 必要であれば、テーピングを施したり、サポーターを貸し出したりします
ひとくちに「ぎっくり腰」といっても、痛みの度合いや、痛めてからの時間、本人の不安など、千差万別です。
ですから、その時々の状態を見ながら施術することになります。
先に述べたように、立つことも難しいときは自宅で安静にしていただくようおすすめしています。
なんとか歩けるようならば、早めにご来院いただくと早期回復につながります。
腰を曲げて来院した方が、施術後には「あ、ラクです」と腰が伸びて帰られることもよくあります。(もちろん個々のケースによります)
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