「ぶら下がり健康器」の効果的な使い方

「ぶら下がり健康器」猫背の改善や肩こり・腰痛の改善など、さまざまな効果が期待できる優れた健康器具です。しかし、長続きしない。それはなぜか?継続できて効果が上がる使い方をご紹介します。

こんにちは、院長もりたです。

その昔、大流行した健康器具といえば「ぶら下がり健康器」

もりたカイロプラクティックのぶら下がり健康器

いまとなっては、店頭でまったく見かけなくなったものの、実は根強い人気があります。

かく言う私も愛用者の一人でして、このとおり、もりたカイロプラクティックにも一台置いています。
(気づいていない人も多いですが・笑)

今回は、

・そもそも「ぶら下がり健康器」にどんな効果が期待できるのか?
・なぜ続かないのか?
・継続できて、かつ、効果を出すための使い方

について解説します。

「ぶら下がり健康器」でどんな効果が期待できるのか?

そもそも「ぶら下がり健康器」はカラダにいいのでしょうか?(そもそも過ぎ!)

これについては、はっきり断言できます。

いいです。(きっぱり)

正直に言って、数ある健康器具のなかでもナンバーワンといっていいくらい「カラダにいい」と思っています。

どんな効果があるのか?

ざっと挙げても、つぎのような効果があります。

  1. 姿勢が良くなる
  2. 身体の柔軟性がつく
  3. 特に肩の可動域が広がる
  4. 深い呼吸がしやすくなる
  5. 身長が伸びる
  6. 血流が改善する
  7. 肩こりや腰痛が改善する
  8. 握力がつく

などなど。

なかでも「呼吸」「血流」は健康の土台ですから、これらが改善されることはカラダにとってはかり知れない効果をもたらします。

ひとつひとつの解説は今回は省きますが、どれをとっても、「それはいいなー」と思えるものですよね。

ですから、使わないのは“もったいない”のです。

なぜ続かない?

悲しいかな、ぶら下がり健康器はたいてい使わなくなって「洋服掛け」になってしまいます。
(蛇足ですが、健康器具ってどうして「洋服掛け」とか「洗濯物置き」になるんでしょう?不思議です)

なぜ続かないのか?

理由は、簡単。

キツいから。

そうなんです。
ぶら下がり健康器って、ちゃんとぶら下がるとキツいんです。

「ちゃんとぶら下がる」っていうのは、よく広告写真で見るような、足が床から離れて全身ぶら下がっている状態のことです。

全身でぶら下がるの図
(↑シュール過ぎたか…)

この状態でぶら下がるにはかなりの握力が要求されるため、よほどのツワモノでもないかぎりイヤになってしまいます。

ましてや肩関節の動きが悪い人には、もはや拷問でしょう・笑

継続できて、効果も大きい使い方とは?

そこでわたしは、キツくなく、それでいて効果の高い使い方を提案したいと思います。

それは、

「床に足を着いて行う」

やり方です。

ぶら下がり健康器には、「高さ調節機能」があります。

これを利用して、床に立ったまま手が届く高さまでグリップの位置を下げるのです。

グリップを低い位置に設定

そこから膝を曲げてしゃがみ込むようにしてぶら下がります。

しゃがみながら伸ばす

足が床に着いているぶん、完全にぶら下がるほどの負荷はかからないので、ラクにできます。
それでも赤いラインのあたりに、しっかりとストレッチ感を得ることができます。

このやり方の良い点は、

・しゃがみ込みの深さでストレッチの強度を調整できる
・高齢者や肩関節の硬い人でも無理なくできる

といったところです。

さらにバリエーションとして

膝を左右に動かして体幹をひねる

膝を左右に動かす

片脚を後ろに通して反対側に伸ばし、体側をストレッチ

後ろに足を通す

ぶら下がり健康器のほうを向いて持ち、背骨の伸展&カラダの前面ストレッチ

背骨の伸展ストレッチ

といった使い方でも、気持ち良く伸ばすことができます。

肩のケガに注意して

ぶら下がり健康器で、肩関節を傷めることがあります。

特に肩関節の可動性が落ちている人が、急にぶら下がったりするとケガをしやすいです。

はじめのうちは、一気にドンとぶら下がるのではなく、ゆっくりジワジワとぶら下がるようにしましょう。

その意味でも、足を床に着ける方法はおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、

・ぶら下がり健康器の効果とは何か?
・なぜ続かないのか?
・継続できて、効果的な使い方

について解説してみました。

「ぶら下がり健康器」は、今回ご紹介したやり方で行うと、無理なく効果的に使うことができます。

むしろ、こういう使い方でないと続かないのではないか、とすらわたしは思います。
メーカーさんにも、ぜひ推奨して欲しいですね・笑

「ぶら下がり健康器」は、それほどスペースも取りませんし、使ってみて損はないです。

1日1分でも、継続して行えば効果が出ます。

具体的な効果については、ぜひこちらの記事↓↓を読んでみてくださいね。

動画を追加しました(2024/2/14)

上のやり方に、もういくつかバリエーションを加えた動画を作成しましたので、参考にしてみてください。


ちなみに、「ぶら下がり健康器」はネットで入手できます。

興味あるかたは、いろいろ調べてみてください。

コメント

  1. シューズラボCue より:

    うちも長い間、洋服掛けになっていました。
    数日前にお客様が来られるので、もとの状態に戻したところです。
    ふくを掛けたい欲望に負けないように、ぶら下がります。

    • もりた院長 より:

      シューズラボCue様
      さっそくのコメント、ありがとうございます!
      はじめからハンガーラックが付いたタイプもあるみたいですよ。
      服を掛けてもいいので、ぜひ自分も掛かってみてください(^^)/

  2. 髙橋兼人 より:

    私もそう思います。

    • もりた院長 より:

      髙橋兼人様
      コメントをいただき、ありがとうございます。
      また、ご賛同くださり、感謝です。

  3. S より:

    腰痛、坐骨神経痛改善のためにぶら下がり健康器を購入しましたが、高さが足りず、ぶら下がることができません。
    そんな時、この記事を見つけたのですが、足が浮かない、膝が伸びない状態でも(足が床から離れない)でも、効果は期待できるのでしょうか?

    ちなみに私は肩を回すと肩甲骨がゴリゴリ鳴って、肩関節?が丈夫ではないようです…

    • もりた院長 より:

      S様
      コメントをいただき、ありがとうございます。
      足が床に着いていても、記事のようにぶら下がることで、腰部周辺の筋肉・筋膜は十分ストレッチされます。
      全身ぶら下がる方法はキツいため、継続できなくなる可能性が高いと思われます。まずは継続的に行うことが大切ですので、上のようなやり方で取り組んでみられてはいかがでしょうか。
      尚、痛みが増すようなことがある場合は中止してください。
      肩がゴリゴリなるとのことですが、それであればなおさら肩周りもしっかり動かしたりストレッチすることが大事ですよ。
      早く良くなるといいですね。

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