身体の歪みの多くは、長年にわたる姿勢の癖や、スポーツ・楽器などで特定の動作を継続してきた結果として生じます。
自分で気づいている人もいれば、まったく気づいていない人もいます。
当院では初診時に全身が映る鏡でチェックしますが、そこではじめて気づく人も多いです。
チェックポイントの一例を挙げると、たとえば以下のような点です。(ご自分でも鏡の前に立ってチェックしてみてください)
- 「首-肩」ラインは左右対称か
- 「肩の高さ」は左右対称か
- 「鼻-胸骨-おへそ」ラインは一直線か
- 「ウエストライン」は左右対称か
- 「つま先の向き」は左右対称か
家族の人に後ろから立ち姿をスマホで撮ってもらって、チェックするのもおすすめです。
当院で行うこと
もりたカイロプラクティックでは、歪みを改善するために、次のことを行います。
- 歪みのもとになっている筋肉のこわばり(トリガーポイント)を、手技により緩めます
- 硬くなっている関節を緩めます
- 自宅で行っていただきたい体操をていねいに指導します
1.筋肉を緩めます(トリガーポイントセラピー)
歪みの強い人ほど、筋肉の一部が強くこわばっています。そして筋肉がこり固まってできた硬結を「トリガーポイント」といいます。
もりたカイロプラクティックでは、押圧法などの手技を用いてトリガーポイントを緩めていきます。
自分ではこりに気づいていない方も多く、「そんなところがこっていたんですね」と驚かれます。
筋肉が硬くなっているということは、その筋肉が収縮したままになっているということです。当然、骨格はそちらに引き寄せられ、ますます歪みが固定化します。
ちょうどテントの張り綱を片側にだけ引き絞っているようなもので、支柱はそちらに引っ張られ、テントは歪んでしまいます。まずは絞り過ぎた張り綱を緩めること。つまり、硬くなった筋肉をほぐすことが肝要です。
もりたカイロプラクティックでは、この過程を重視しており、施術でもっとも時間を割く部分です。
※こちらも参考にしてください→「トリガーポイントセラピー」
2.関節を緩めます
筋肉を十分に緩めてから、歪み癖のついた関節を緩めていきます。
カイロプラクテイツク特有のポキポキと音が鳴る手技を用いたり、あるいは音が鳴らない方法を用いたりと、その人の状態や年齢などに応じて手技を使い分けます。
関節をハメたり、入れたりしているわけではなく、硬くなった部分の柔軟性を回復する目的で行っています。
テントの例えでいえば、長年の歪み癖のせいで動きの悪くなったジョイント部分を、少しずつ動かしながら柔軟性を回復するイメージです。
このように、筋肉だけでも、関節だけでもなく、筋肉と関節の両面から柔軟性を回復することで歪みの改善を図るのが、当院の施術の特長です。
3.体操指導
はじめにも述べたように、歪みは長年の身体の使い方の癖で生じています。したがって当院で施術を受けるだけでなく、日頃の身体の使い方を変えていく必要があります。
そのために有効な体操法やストレッチなどを、その人の状態に応じてアドバイスします。
難しかったり、続けにくかったりするものでは意味がありませんので、手軽にできて、かつ効果の高い方法を提案しています。
早めに取り組みましょう
身体の歪みは、放っておくと進行していきます。そして、年齢が進むほど改善しにくくなります。
これには、椎間板や軟骨の変性(ちびたり変形したりすること)が関係しています。したがって、できるだけ早いうちに改善に取り組むことが大切です。
身体の柔軟性がある十代~二十代の方は一度の施術で劇的に変わることもよくありますが、年齢が進むほど改善にも時間はかかります。
とはいえ、三十代以上の方でもきちんと取り組んでいけば改善できます。むしろ、中高年になるほど骨の変形が進みやすいので、しっかり取り組むべきです。
症例報告
当院に来院された方の施術前後の写真を、参考までにご紹介しておきます。
先のチェックポイントを留意しながら、ご覧ください。
60代男性
50代男性
70代女性
40代男性
40代女性
50代男性
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