「肩こり」に悩む人は、老若男女問わずたくさんおられますね。
ここでは肩こりを改善するにあたって重要になる筋肉や、もりたカイロプラクティックではどのようなことを行うのかについてご説明します。
目次
肩こりの原因
肩こりの原因としては、次のようなものがあげられます。
- デスクワークによる長時間の筋緊張
- パソコン・スマホの使用や長時間運転による疲れ目
- 猫背姿勢
- 運動不足、筋力不足
- 特定作業やスポーツによるオーバーワーク
- 歯ぎしり、食いしばり癖
- 頚肩部周囲のケガの後遺症
- 精神的ストレス
- 内臓疾患からの関連痛 など
これらはすべて肩こりを引き起こすもととなります。
注意が必要なのは、「内臓疾患からの関連痛」です。
心臓・肺・胆嚢・肝臓など、内臓の異常がもとで頚肩部に痛みやこりが生じることがあります。
- いままで経験がなかったようなこりを感じる
- 全身倦怠感が続く
- 胸・お腹・背中の奥が疼く
- 微熱が続く
- お風呂で温めても変わらない
これらの症状がある場合は、まずは病院を受診してください。
肩周辺にできやすいトリガーポイント
筋緊張が長期間続くと「硬結(こり)」が形成され、そこから離れた部位にも痛み(関連痛)や筋緊張を生じさせます。
この硬結を、「トリガーポイント」といいます。
肩甲挙筋
肩こりでいちばん問題になる筋肉は「肩甲挙筋」です。
頚椎と肩甲骨を結ぶ筋肉で、肩をすくめるような動作に関わります。僧帽筋に覆われているため目立ちませんが、頑固な肩こりに悩む人はたいてい「肩甲挙筋」にトリガーポイントがあります。
僧帽筋
次に、「僧帽筋」。
首から肩、背中までを覆う大きな筋肉です。首こり・肩こりをゆるめるには、こっている箇所にだけアプローチしても効果が上がりません。背中全体をゆるめることが大切です。僧帽筋が背中の広範囲に広がっていることが、その理由です。
「肩甲挙筋」と「僧帽筋」、これら二つの筋肉が肩こりの代表的筋肉ですが、このほかにも肩甲骨内側の菱形筋、胸部の大胸筋・小胸筋、頚部の胸鎖乳突筋や斜角筋群なども重要な筋肉です。
もりたカイロプラクティックで行うこと
1.トリガーポイントセラピー
もりたカイロプラクティックでは、肩こりを引き起こしている筋肉のトリガーポイントを、手技(おもに押圧法)によりゆるめていきます。ここが施術でもっとも時間をかけるところです。
肩こりは姿勢や体の歪みも大きく影響しています。歪みの原因が足にあったり、骨盤周辺にあったりすることもしばしばです。そこで、訴えのある部位だけでなく、全身施術を基本としています。
※押圧はどちらかと言えば“やや強め”だと思いますが、患者さんの様子を見ながら、適度な強さに調整して行います。強く押せばいい、あるいは長く押せばいい、というものではありません。
2.関節の調整
頚椎や胸椎、肩関節や肘関節、手関節など、関係する関節を動かしながらゆるめます。肩こりを改善するには、何よりも肩周辺をよく動かすことが大切です。
背骨(頚椎・胸椎)の調整では音の鳴る手技を用いる場合もありますが、高齢者や若年者、音が苦手な方などには別の方法で代替します。
3.体操指導など
個々に応じてストレッチなどの体操をご指導します。
その人の状態に応じて提案しますので、実践すれば、かならず体は変わります。
また、姿勢や歩き方など日常生活での体の使い方もアドバイスします。今日からでも実践できるような小さなことの積み重ねが一番効果的だと考えています。
トリガーポイントセラピー施術動画
◆以下のページも参考にしてみてください。
→ 「トリガーポイントセラピー」
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