マッサージボール、上から乗っかると、自重でこりをほぐせるので便利ですよね。
私もからだのこりを感じたときに、よく使っています。
そのマッサージボールにも、いろいろな大きさがあります。
上写真の右側は、よくあるテニスボール大で、直径6cm。
腰や肩甲骨の内側、もも裏や足裏などには、こちらがおすすめです。
左側は、もう少し大きめで、直径12.7cmです。
殿部(お尻)には、この大きいタイプをおすすめします。
殿部の筋肉は大きいので押圧面が広くても十分に効くし、使い心地が良いからです。
お尻のこりは気づきにくい?
下の図はお尻の代表的な筋肉「大殿筋・中殿筋・小殿筋」で、いずれも股関節の動きに関係する筋肉です。
いちばん外側でお尻の丸みにもなっているのが大殿筋、その内側に中殿筋、さらにその奥に小殿筋と、「三層構造」になっています。
お尻の筋肉は立ったり歩いたりするときにがんばっている筋肉で、こっていない人はいないと言えるほどこりやすい筋肉です。
たいていの人は効き足側、したがって右のお尻が硬くこっています。
腰痛とのかかわりも深く、腰痛改善には、これら殿筋のこりを緩めることが不可欠です。
ですから私は、施術でかならずここをほぐします。
押されてはじめて、「お尻ってけっこうこってるんですね」と気づく人が多いです。
自分でほぐすには、先ほど述べた「やや大きめのマッサージボール」がおすすめです。
- 通常のボールより当たりが広く痛過ぎない
- 球状のため筒状のローラーよりも深く押圧できる
- いろいろな方向から押圧できる
といった利点があります。
やや後ろ側から押圧↓
真横から押圧↓
鼠径部も押圧しやすい↓
使い方は、気になる箇所をボールに当てて乗っかるだけ。
あとは少しずつ位置をかえながら、「効く~」というところで気持ちいいと感じる長さで押圧を加えます。
気づくとお尻をグーで叩いている人には、特におすすめします!
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