「わたし、立ち仕事なんですけど、立ったままでもできるカラダにいい運動って、何かありますか?」
先日、Nさん(女性)からこんな質問を受けました。
一日何時間も立ち続けるお仕事って、ほんと大変だと思います。
途中で腰が痛くなったり、膝が痛くなったりして、姿勢も崩れがち。
Nさんは販売担当ということですから、お客様の目もあります。
立っている時間をなんとか生かしたいと、思われたのでしょうね。
そこで今回は、
- 立ったままこっそりできて、
- カラダにも効果的で、
- 立ち姿もきれいになる
というおすすめのエクササイズをご紹介します。
目次
立ち仕事中にできる3つのおすすめエクササイズ
立ち仕事中にこっそりできるおすすめエクササイズは、
- ドローイン
- 母趾球荷重
- 首背伸び
の3つです。
どれも簡単にできますから、立ち仕事のかたは、ぜひ取り入れてみてください。
さっそくみていきましょう。
1.ドローイン
これはずいぶん広まったので、ご存知のかたも多いでしょうね。
息を吐きながらお腹をグーッとへこませるだけです。
- 姿勢を正して両手をお腹に当て、
- フ―っと息を吐きながら10秒かけてお腹をぺちゃんこにする
- そのまま30秒程度浅い呼吸を続ける
ドローインでは、お腹のインナーマッスルである「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉をもっとも使います。
文字どおり、お腹の横を“腹巻き”のようにとり巻いている筋肉です。
この筋肉のおもなはたらきは、「腹圧を保つ」こと。
腹横筋が使えていないと、お腹がポコンと出て姿勢が崩れます。
いわゆる「下腹ポッコリ」タイプは、まさにこの腹横筋が使えていないわけです。
また、さきほど言ったように“腹巻き筋”ですから、この筋肉をしっかり使うことで、腰回りがグッと支えられ、腰痛予防にもなります。
いわば、「天然のコルセット」、重要な筋肉ですよ!
2.母趾球荷重
つぎは、足に注目。
少しカカトを浮かし、足裏の「母趾球」で重心を感じます。
これも地味ですが、とても大切なこと。
姿勢や歩き方が崩れると、たいてい荷重は足の小指側、つまり外側に逃げます。
「母趾球に乗る」という基本が、おろそかになるんですね。
靴底の外側が大きくすり減るひとは、要注意です。
ときどきでいいので、このエクササイズをすることで、「母趾球に乗る」感覚をカラダに思い出させましょう。
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3.首背伸び
最後は、「首背伸び」。
首をグイーンとめいっぱい伸ばします。
頭がスーッと空に向かって浮いていく、ちょうどアドバルーンになったイメージで行うといいですね。
首を伸ばす、それだけで背中全体の筋肉がはたらくことを感じるでしょう。
ふだんいかに多くの筋肉が怠けているかが、よくわかります。
「首背伸び」は、鏡を見ながら行なうと、さらに効果的です。
鏡の中で「首がもっとも長く見える立ち方」が、ベストな姿勢です。
まとめ
これら3つは、個別に行ってもいいですし、一度に全部行ってもいいでしょう。
やっていることが周囲にわからないだけでなく、むしろ、
姿勢の良い美しい立ち姿に変わるので、お客様からもステキに見えます。
何度も取り組んでいるうちにカラダになじんできて、いつのまにか姿勢そのものが美しく変わっていきますよ。
ぜひ、気長に取り組んでみてくださいね。
続編の記事も書きましたので、ぜひご覧ください↓
「続・立ち仕事中にこっそりできる筋トレ3選【接客業の人必見】」
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