「自分の体はきっと歪んでいるはず…」
「いつも腰痛があるのは骨盤の歪みのせいかも…」
こんなふうに“感じて”いるひとは、案外多いものです。
それどころか、「あなたの体、歪んでいませんか?」ときかれて、「大丈夫です、歪んでいません!」と自信をもって言えるひとのほうが少ないでしょう。
長年スポーツやってたしなー
歩き方がヘンって言われるしなー
よく脚組むしなー
思いあたるふし、いろいろありますよね。
もりたカイロプラクティックにも、「私、きっと歪んでいると思うんです」と妙な確信をもって来られる方があります。
ただ、どこがどう歪んでいるのかはよくわからない。
なんとなくそう“感じて”いるだけなのです。
いったい自分の体は歪んでいるのかどうか?
とりあえず、そこだけでもはっきりさせたいですね。
そこで今回は、手っ取り早く自分の歪みに気づく方法をご紹介します。
どれも、すぐにできる簡単なやり方ばかりです。
他人にみてもらうのも気が引けるでしょうから、自分でこっそりチェックしちゃいましょう。
歪みチェック4つの方法
今回ご紹介するのは、下の4つの方法です。
1.鏡を見てチェック
もっとも簡単なのがこれ。
よほどズボラでないかぎり、一日何回かは鏡の前に立ちますよね。その時間を有効に使わないのはもったいない。
そこで鏡を見ながら、いくつかのポイントをチェックします。
- 「首~肩」のラインは左右対称か?
- 「肩の高さ」は左右同じか?
- 「鼻~胸骨~おへそ」のラインは一直線か?
- 「ウエストラインのくびれ」は左右対称か
- これはまたあとで
これらすべてが問題なしというひとは、10人に1人もいません。
2.スマホ自撮りでチェック
これはもう、“超”おすすめの方法です。
スマホは、鏡と違って全身を映しやすいのが利点です。
スマホのカメラを「セルフタイマー設定」にし、どこかに立てかけて撮影します。
特に、「後ろ姿」をぜひ撮っていただきたい。
鏡では自分の前側しか見えません。しかし、体の歪みは後ろから見たほうがわかりやすいのです。
自分では見慣れない姿、けど周りはみんな知ってる姿。
ある程度ショックを受ける覚悟を決めてから撮ってください(笑)
ちなみに先ほど、私も撮ってみました。
うーん、あらためて見るとなにかとショックです・・・。
いやいや、成長とは現実から目を背けないところから始まるもの(謎の迷言)、ということで、撮影したことがすでに一歩前進です。
ちなみに、こんなふうにして撮りました↓(簡単でしょ!)
自分が写真の真ん中に立つように、立ち位置を工夫してくださいね。
3.立ってつま先をチェック
先ほどのイラストの5番にあたります。
ポイントは、あまり意識せずに「なんとなく」立ってつま先をチェックすること。
すると、こんなふうにどちらかのつま先を後ろに引いていたり、
大きく外に開いている、といったケースがよく見られます。
このようなひとは、膝や骨盤、背骨のねじれがあるので、ウエストラインも左右で違うはずです。
片方の足だけ外反母趾が強い、というのもよく見られる歪みの現象です。
4.クツ底でチェック
私はよく、患者さんのクツ底をチェックさせてもらいます。
そのときみなさんいっしょにのぞき込んで、「ほんとだ、左右で違いますね」とか「そんなところが減ってるんですね」と驚かれます。
つまり、ちゃんと見たことがないんですね。
特に注目して欲しいのは、擦り減り具合の左右差です。
左右のクツ底で擦り減りかたが大きく違うのは、体のバランスが悪い証拠です。
足は、全身のバランスや使い方をよくあらわしています。
外側が大きく減るひとはガニ股気味に歩いているし、右のクツ底ばかり減るひとは右足に大きな負担をかけている。
まずは、自分のクツを手にとってチェックしてみましょう。
まずは気づくところから
はっきりと歪みがあるひとでも、当院でチェックしてはじめて「あら、ほんとだ」と気づくひとが少なくありません。
それくらい自分のことは見えていないものなんですね。
今回の4つの方法を試していただいて、「あ、ここがこんなふうに歪んでるな」ということに気づきましょう。
それができたら、すでに大きな一歩です!
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