
「患者さんによくお話しすること」、シリーズ3回目は【ボトムアップ(底上げ)の法則】です。「ボトムアップ(底上げ)」とは、調子が上がったり下がったりするものの、下がったときでも「以前ほどは下がらない」という意味です。

きょうは「ボトムアップの法則」についてでしたね

もりた院長
はい。前回の「山登りの法則」は、調子が良くなったり悪くなったりをくり返しながらもトータルでは徐々に良くなっていく、というものでした


エスカレーターでスーッと上がるようには変わらない、ということでしたね

もりた院長
そうです。もう一度上の図を見てみましょう。「回数」というのは施術を受ける回数のことです。調子が上がったり下がったりしています

でも、だんだん上がってる

もりた院長
きょう注目してもらいたいのは、下がったときのグラフの位置です。たしかにときどき下がってはいるけれど、最初の位置までは下がっていませんね

はい。下がった位置もだんだん上がってる

もりた院長
そうなんです!調子が悪くなったとしても、最初のときほど悪くならない。むしろ、調子が悪い“底”の位置がだんだん上がっていく。これを私は「ボトムアップ(底上げ)」と呼んでいます


そういうことかー

もりた院長
「ちょっと調子悪かったけど、前に比べたら全然良いです」というお声をいただきます

それは本人も嬉しいですよね

もりた院長
もちろん私も嬉しいです。だから、前回も言ったように、目先の体調に一喜一憂するのではなく、長い目でじっくり取り組むことがたいせつなんですね

なるほど。“ローマは一日にして成らず”ですね
次回は、「ジャンプ台の法則」です。マリオカートではありませんよ(←最近遅ればせながらハマってる)
コメント