脱力ウォークのすすめ(1)・脱力ウォークって何?

こんにちは、もりたカイロプラクティック院長の森田忠志です。

私は、このブログでも「脱力ウォーク」について何度も書いていますし、患者さんにはみなさんに「脱力ウォーク」をアドバイスしています。

そこで、今回からシリーズ化して「脱力ウォーク」について書いていきます。

たかが歩き、されど歩き。

歩くことをとおして、姿勢を変え、からだを変え、より健やかな暮らしにお役立ていただきたい。

そんな願いを込めて書きますので、よろしくお願いいたします。

ウォーキングで傷めていませんか?

運動は大切 → 歩くのが良いらしい → 一日一万歩を目標に歩こう

こう考えて、ウォーキングを始めるひとは多いですね。

ところが困ったことに、そのうちに、

  • 膝が痛くなった
  • 足の裏が痛くなった
  • 腰が痛くなった
  • 股関節が痛くなった

と、からだに痛みが出るひとも少なくないのです。

結果、自分がだんだん「痛みのデパート」化している気がしてきて、歩くこともおっくうになってしまう。

せっかく良かれと思って歩き始めたのに、それでからだを傷めてしまうのは、なんとも残念ですよね。

そういった方たちをみてきて、私は歩き方の指導に力を入れるようになりました。

すると、

  • 痛みが出なくなった
  • 足がつらなくなった
  • 疲れにくくなった
  • 姿勢が良いと言われた
  • 歩くのが楽しい

といったお声をいただくようになったのです。

歩くとからだに痛みが出る・・・、思い当たる方はぜひ「脱力ウォーク」を取り入れてみてください。

「脱力ウォーク」って何?

第1回目は、そもそも「脱力ウォークって何?」というお話から始めましょう。

「脱力ウォーク」は私の造語で、読んで字のごとく「脱力して歩く」という意味です。

では、どこを脱力するかというと、脚(足)、特に膝から下を脱力します。

私は患者さんに、

「膝から下は、ぶらんぶらんにして歩いてください」

と言います。

こうも言います。

「やって欲しくないのは、つま先で蹴って歩くことです」

それを聞くと、みなさん一様に、「えっ」という顔になります。

蹴らない歩き「脱力ウォーク」

そうなんです。

「脱力ウォーク」は、蹴らない歩きです。

ウォーキングの本やパンフレットには、しばしば「つま先でしっかり地面を蹴って歩きましょう」と書いてあります。

そこで多くの方が、そのように歩く。

私がそれをやめましょうと言うと、「え、蹴って歩かないといけないと思っていました」と驚かれます。

がんばって地面を蹴って歩くほど痛みが出やすくなる、と私は考えています。

力みが故障につながる、と言ってもいいでしょう。

とりあえず、きょうは、「蹴らない歩き『脱力ウォーク』」という言葉だけでも覚えてください。

脱力ウォークはこんな感じ

具体的にどんなふうに歩くのか?ということですが、それはおいおい説明していきます。

私がつくった動画がありますので、まずはそれをご覧ください。

見てのとおり、まったく難しくありません。

膝から下をできるだけ脱力して歩きましょう、というだけです。

しかし、さすがにそれだけではシリーズ化できませんので、次回以降、細かいことも書いていきます。

まとめ

  • ウォーキングを始めてからだに痛みが出る人も多い
  • 歩き方に原因がある
  • 脱力ウォークは特に「膝から下」を脱力する歩き方
  • 故障しにくい、疲れにくいなどの効果が期待できる

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