こんにちは。
もりたカイロプラクティック院長の森田忠志です。
「せっかくウォーキングを始めたのに足を傷めてしまった」
そんな経験はありませんか?
実はそのような方が、意外と多いのです。ウォーキングが健康に役立つのは間違いありません。ただし、やり方に注意が必要です。ここでは、特に気をつけていただきたい2つの点についてご説明しましょう。
気をつけるべき2つとは?
気をつけるべき点は、次の2つです。
- 歩数や時間よりフォームを大事にする
- 靴を正しく履く
まずは、「1.歩数や時間よりフォームを大事にする」について。
歩き方(フォーム)が大事
「ウォーキングは良いですよ」とおすすめすると、たいてい「どれくらい歩いたらいいですか?やっぱり1万歩は歩かんといけんのでしょう?」と返ってきます。
「1日1万歩」とか「1日1時間」といった基準値(?)がまかり通っているので、そのような質問になるのだと思います。
そんなとき私は、
「歩数も時間もとりあえず忘れて、歩き方、歩くフォームを大事に考えてください」
とお答えします。
悪い歩き方は、故障につながります。
悪い歩き方で1万歩歩くより、きれいな歩き方で千歩歩いて欲しいのです。
ウォーキングは姿勢矯正エクササイズ
ウォーキングというと、運動、体力づくり、トレーニングといったイメージがあります。しかし、そもそも私は、ウォーキングを「姿勢矯正」に最適なエクササイズと考えています。
良い姿勢は健康の入り口です。
その良い姿勢を作るうえでもっとも効果的なのがウォーキング、という位置づけです。
そのためには、ただ歩くのではなく、姿勢のポイントをひとつひとつ意識しながら歩くことが大切です。ウォーキングの利点は、「意識しながら」を実践しやすいことです。
ランニングはどうでしょうか?走るのに必死になるため、「意識しながら」が難しくなります。またランニングフォームは、ウォーキングの姿勢ほどには日頃の姿勢に直結しません。
意識しながら、確認しながら歩くことで、意識がしだいに無意識へと定着していきます。すると、その体の使い方が習慣となり、その人の体が変わっていきます。
もちろん一朝一夕の変化ではありませんが、続けていけば確実に変わります。
くり返しますが、悪い歩き方で歩くと、遅かれ早かれ故障につながります。膝、足首、足裏(足底)、踵、腰などが頻発です。
ウォーキングでまず大事にしてもらいたいことは歩き方(フォーム)である、ということを心に留めて歩いてください。
次回は、「2.靴を正しく履く」について書きますね。
コメント