こんにちは、院長もりたです。
みなさんは、ふだん自転車に乗りますか?
わたしは、近場はママチャリ、遠出はロードバイクと、2台を使い分けて乗っています。
自転車をこぐときに一番意識するのは、やはり「脱力」。
もう立派な「脱力」マニアです・笑
自転車は、“脱力練習ツール”として、大変すぐれている
と、わたしは考えています。
意識するところは、「膝から下」です。
ここに、なるべく力を入れたくないのです。
目次
「脱力こぎ」の効能
では、さっそくやってみましょう。
膝から下の力を抜いてこぐ、それだけです。
それだけのことですが、けっこういろいろ発見があります。
- ペダルを踏むとき、足首はふにゃりとスネ側に曲がるでしょう。
- 大腿部や臀部、股関節のつけ根の筋肉(大腰筋)に意識が向きます。
- やや重心を前寄りにしてあげると、こぎやすくなります。
1.足首を脱力して踏む
1.では、足首の柔軟性を増す効果が期待できます。
アキレス腱がストレッチされる感じです。(写真↓)

2.中央の筋肉を動力源にする
2.は、この「脱力こぎ」の核心なので、ちょっと解説します。
以前、『ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その3「動力源ではない」』という記事で、「動作の動力源は、体の中央付近の大きな筋肉であって、末端部ではない」、ということを書きました。
「脱力こぎ」をすると、体の中央付近の大きな筋肉を上手に使おうという意識が高まります。
イメージとしては、おへその奥あたりで脚を動かし、それが大腿部の上下運動となり、脱力した膝下に伝わっていく感じです。
「中央の大きな筋肉を動力源に使い、末端は脱力しておく」という基本感覚を、自転車の「脱力こぎ」で練習することができるのです。
3.重心を上手に使う
3.では、さらに「重心移動」を上手に使う意識ができます。
重心の使い方が上達してくると、動作の達人(!?)に一歩前進です。
あくまでも「脱力の練習」です
わたしは、これが正しい自転車の乗り方だと言いたいのではありません。
あくまでも「脱力の練習」「体の使い方の練習」に効果的である、ということです。
なお、自転車での脱力や重心の使い方については、「やまめの学校」を主宰しておられる堂城賢(たかぎ・まさる)さんの『自転車の教科書』(小学館)という本がとても面白いので、おすすめします。
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