「本乗せ歩き」できれいな歩きを身につけよう

当院では、かならず皆さんの「歩行」を観ます。歩行にはその人の身体の癖が表れるので、問題の原因を探りやすいのです。

よくあるのは、上下左右にブレる歩き方。私も気をつけないとすぐそうなってしまうのですが、本人はなかなか気づきにくいものです。

そこで、ブレを修正して、きれいに歩くための練習法をご紹介しましょう。

「本を頭に乗せて歩く」

これだけです。単純でしょう?(笑)

でも、効果は抜群ですよ。

効果1.身体のブレを修正できる
効果2.姿勢が良くなる
効果3.故障を防ぐことができる

落とさないように注意して

1.身体のブレを修正できる

本を乗せたまま歩くのは、けっこう難しいものです。当然ながら、身体がブレたらすぐ落ちます。

おのずと頭の位置を固定し、ドタドタではなく、スーッと滑るような歩き方になります。

逆にいえば、すぐ落っこちる人ほどふだんブレながら歩いているということです。

2.姿勢が良くなる

本を落とさないために、身体は身体の中心を通る垂線をデコボコにせず、できるだけまっすぐ保とうと反応してくれます。そのほうが安定しますからね。結果的に姿勢は良くなります。

また、目線はまっすぐ遠くを見るようになります。これで頭の位置が高くキープされ、きれいな姿勢になります。反対に、足下を見ながらやってみると落とさないのが至難の業となります。

3.故障を防ぐことができる

ブレずに滑るように歩くことで、足音が小さくなります。

試しに本を乗せたままドンドンと大きな足音で歩いてみてください。

すぐ落ちますよね。

足音の大きな人は、それだけ足首、膝、股関節などに加わる衝撃が大きいですから、痛みが出ても不思議ではありません。

「本乗せ歩き」で静かな歩きを練習しましょう。

ちなみに本はソフトカバーのものがおすすめです。落としても問題ないような雑誌などで練習してみてください。

慣れないうちは、意外に難しく感じるかもしれません。いったん上手になってくると、そのイメージを持ちながらきれいに歩けるようになります。

「姿勢美人」「歩き美人」になるためにも効果的な方法ですので、ぜひお試しください。