お尻からもも裏のピリッとくる痛みに「骨盤揺らし体操」

  • 動き始めにお尻からもも裏にピリッと痛みが出るという男性に
  • 簡単な体操を家で行ってもらいました
  • ピリッとこなくなったと喜んでおられます

動き始めにお尻からもも裏が痛む

「イスから立ち上がるときみたいな動き始めに、右のお尻からもも裏にかけてピリッと痛みがはしる」

Sさん(70代男性)は、そう言って来院されました。

「病院に行ったけど、たいして変わらん」とも。

Sさんには、施術を行うとともに、簡単な体操をお家で行ってもらいました。

先日、二度目の来院では、

「体操やっとるよ。だいぶラクになった。ピリッとこなくなった」と喜んでおられました。

からだの状態は

Sさんのおからだを視診、触診してみますと、

  • 腰椎にあきらかな後弯がみられる
  • 右(患側)の殿筋群の硬直が強い

といった特徴がありました。

施術では、腰部・殿部を中心に、いつものように全身の筋肉と関節を手技でゆるめました。

骨盤ゆらゆら体操

施術を行ったうえで、ご自宅でやってもらう簡単な体操をお教えしました。

これです↓(動画の前半部分の体操)

うつ伏せから肘をついて上体を起こし、骨盤(お尻)を揺らすだけです。

これは私も好きで寝る前によく行うのですが、とても気持ちいい体操です。

ポイントは、

  • お尻の力を抜いてリラックスして行う
  • 背骨のひとつひとつが緩んでいくイメージをもつ

です。

腰が丸まる姿勢が多いひとにおすすめ

デスクワークや車の運転など、座る時間の多いひとには、一日に一度は行ってもらいたい体操です。

腰椎は、本来、「軽度前弯」といって軽く反っているものなのですが、座っているときはたいてい、「後弯」気味になってしまいます。

腰が丸まっているわけです。

これをリカバリーするためにも、一日のうちのどこかで腰を反らせる時間をもっていただきたい。

この体操はそれが簡単にできるので、とてもおすすめです。

※もともと反り腰が強いひとは、反対に、丸める方向のストレッチをおすすめします。

まとめ

  • Sさんは殿部からもも裏の痛みに悩んでおられた
  • 施術と体操で改善がみられた
  • 一日に一度は腰を反らせる運動をしよう
  • 「骨盤ゆらゆら体操」が簡単でおすすめ

【ご注意】施術や体操の効果は、個人により異なります。その点をご理解の上、ご自分の体調を考慮しながら行ってください。

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