脱力ウォークの練習2「すり足歩き」

 

脱力ウォークの練習、「足ブラブラ」に続く第2弾は「すり足歩き」です。

「足ブラブラ」で歩くと自然に「すり足」になるので、一連の流れですね。

(前回記事→『脱力ウォークの練習「足ブラブラ」』)

 

「すり足歩き」は、通常は良くない歩き方とされます。

高齢者によく見られる「足を上げにくくなっている状態」であり、

つまずいて転倒する原因ともなります。

 

しかし、ここでは“脱力の練習”として、あえて「すり足」にして歩いてみます。

大事なのは、前回と同様、「脱力する感覚」をつかむことです。

ですから、すり足にすることにこだわるのではなくて、

「脱力した結果すり足になる」という感じで行ってください。

 

やってみよう「すり足歩き」

前回と同じように、どちらかの足を小さい歩幅で一歩踏み出し、体重を乗せていきます。

後ろ足の踵が浮いてきたら、ふくらはぎの力をスッと抜きます。(ここまでは前回と同じ)

 

次がポイント!

 

足を前方に移動させるときに、足を床から完全に浮かせるのではなく、

脱力したままつま先を軽くついた状態で前にスーッと滑らせ、静かに着地します。

あとはこれを交互に行い、スー、スー、と歩きます。

 

着地は細かく考えない

このとき着地のことは細かく考えなくてけっこうです。

滑らせながら着地するので、小さな歩幅で行うと、おのずと足の前半分で着地するでしょう。

いわゆる「フォアフット着地」です。

 

「え、踵から着地しなきゃいけないんじゃないの!?」と思われるかもしれませんが、

無視してください(笑)

フォアフットだろうが踵だろうが、それは置いといて、脱力することを大事にしましょう。

 

この「すり足歩き」の練習は室内が適していますね。

5~6歩のスペースがあれば十分ですので、

脱力を意識しながらお部屋でやってみてください。

 

次回は、「すり足歩き」を上手にできるちょっとしたコツについて書きますよ!

コメント

  1. runa より:

    私は1年前から、急に左足のふくらはぎに力が入るようになり、ぎこちない歩き方になって長時間歩けなくて苦しかったのですが、こちらの記事に出会い、心が救われました( இ﹏இ )
    そのせいなのか、不整脈が凄くて苦しかったです。
    すり足歩き、家にいる時に毎日意識してやってみます!!
    意識してるのかしてないのか分からないのですが(多分無意識に常に意識しています)力が入るのが当たり前になってしまっているので
    力を入れずに歩けるように、脱力して歩けるよう、練習します!
    ありがとうございます😌

    • もりた院長 より:

      runa様
      コメントをいただきありがとうございます!とても嬉しく、また励みになります。
      「不整脈」とのこと、心配ですね。ふくらはぎの力みに関係しているかどうか何とも言えませんが、それはそれできちんとお医者さんに診てもらってくださいね。
      足の力を抜くために、あえて「腕の振りに意識を向ける」のもおすすめです。後ろに大きめに振るのがコツ。大げさに言えば、“腕で歩く”くらいの感覚です。
      記事とともに、参考になれば幸いです。

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