肩こりに効く「ダンベル回し」でウォーキングダンベルを使う理由【けっこう深いお話】

こんにちは、院長もりたです。

先日、肩こり解消に即効で効く「ダンベル回し運動」をご紹介しました↓

こんにちは、院長もりたです。 コロナ自粛で外出が制限され、自宅にこもりきりのひとも多いでしょうね。 そうなると、 パ...

肩こりさんたち、試していただけましたか?

その後、何人かの方から、

「やっぱりウォーキングダンベルじゃないといけないんですか?」

という質問を受けました。

今回は、その点について書いてみますね。

やはり「ウォーキングダンベル」を推奨します

結論からいうと、何かを持って回すのであれば、やはり「ウォーキングダンベル」がおすすめです。

たしかに、0.5~1キロ程度の重さなら、ミニダンベルや水を入れたペットボトルでもよさそうなものです。

(左:ウォーキングダンベル、右:ミニダンベル)

しかし、このダンベル回しでは、あくまでもウォーキングダンベルを推奨しています。

理由は、3つ。

理由1.脱力したまま握りやすい
理由2.軽い
理由3.大きく回しやすい

ご説明しましょう。

理由1.脱力したまま握りやすい

ウォーキングダンベルの最大の利点は、リング状の形をしていることです。

リング状になっているおかげで、指を掛けるようにして“軽く握る”ことができます。

軽く握れる、つまり「脱力」して握れるのです。
ミニダンベルやペットボトルだと、回したときすっぽ抜けないようにしっかり握っておく必要があります。
その点ウォーキングダンベルは、引っ掛けるように「脱力」して握ることができます。

ダンベルを回すときに、無駄な力みを入れず、できるだけ脱力して回したいのです。

理由2.軽い

ウォーキングダンベルの重量は、「0.5~1キロ」のものがほとんどです。
これも「脱力」と関連しますね。

重過ぎるものは、どうしても無駄な力みが入るし、そもそも振り回すと危険です。

また、重いと疲れるので、たくさんの回数(ダンベル回しでは20~30回を推奨)を回すことも難しくなります。

たとえば、下のようなケトルダンベルも回すには重くて危険なため、ダンベル回しには不向きです。

(ケトルダンベル)

その点、ウォーキングダンベルなら軽いので脱力しやすいし、疲れません。

理由3.大きく回しやすい

ダンベル回しでは、できるだけ大きな円を描くように回します。
ウォーキングダンベルを持つことで、遠心力をはたらかせてより大きく回すことができます。

やってみるとわかりますが、何も持たずに素手で回すよりも大きな円を描けます。
もちろん、肩こり解消のためであれば、何も持たずに素手のまま腕をグルグル回しても効果はありますよ。
動かさないよりは、ずっとマシです。

ただ、ウォーキングダンベルを持つことで、より大きく、しかもラクに回すことができます。

以上の3点が、ウォーキングダンベルをおすすめする理由です。

なぜ「脱力」を重視するのか?

今回はここから、理由1.で述べた「脱力」について、もう少し掘り下げたいと思います。

もう一度整理しますと、

・ウォーキングダンベル → 軽く握れて脱力しやすい
・ミニダンベルやペットボトル → しっかり握る必要があり力みが入る

ということでした。

ここで、身体動作の基本として、とても重要な原則を言っておきます。

「動力源は体幹部の大きな筋肉が担当し、末端の小さな筋肉はできるだけリラックスしておく」

これです。

ちょっと難しい言い回しになって、申し訳ありません(汗)

要するに、

「体の中央にある大きな筋肉に頑張ってもらって、末端の小さな筋肉は余計な力みを入れないようにする」

ということです。

この点については、以前に下のような記事も書いていますので、ぜひご覧ください。

ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由は3つ。 第二の心臓を硬くしない 自律神経との関係 動力源ではない 今日は、...
脱力ウォークシリーズのつづきです。 前回記事、『ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その3「動力源ではない」』では、 ...

末端の筋肉とは、手首や足首に近い体の先端にある筋肉のことです。
ダンベル回しでいうと、「手首に近い筋肉=握るための筋肉」ということになります。

このような末端の筋肉を力ませたくないのです。

動力源はあくまでも体幹部の大きな筋肉に担当してもらいます。
ダンベル回しでいえば、胸や肩甲骨周りの筋肉です。
その上で、末端である手首周辺の筋肉はできるだけリラックスさせたい。

この、「体幹部の大きな筋肉を動力源として使い、末端部はリラックス」という大原則は“体の習慣”にしてしまいたい重要なポイントです。

車を運転するとき、やたらとハンドルを握りしめていませんか?
歩くとき、ガンガンと地面を蹴っていませんか?

肩がこったり、足がつったり、あるいはもっとひどい痛みや故障を引き起こしてしまう大きな原因が、「末端部の余計な力み」にあるのです。

「一生懸命運動しているんだけど、やたら疲れるし、やればやるほど痛みが出るのよねー」

という方は、体の使い方を見直す必要があるかもしれません。

「末端はリラックス」を体に沁み込ませながら、なおかつ、しっかり動かしたい。
ダンベル回しにおいて「脱力」にこだわるのは、そのためです。

今回は、「ダンベル回しになぜウォーキングダンベルをおすすめするのか」についてご説明しました。

  1. 脱力したまま握りやすい
  2. 軽い
  3. 大きく回しやすい

これら3点、ご理解いただけたでしょうか。

書いていたら、肩がこってきたので、さっそく「ダンベル回し」で解消します!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。