末端の役割は「微調整」。お手本はチーター。

脱力ウォークシリーズのつづきです。

前回記事、『ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その3「動力源ではない」』では、

<中央の筋肉は大きくて強く、末端の筋肉は小さくて弱い。だから中央の筋肉を動力源として使うべきであり、末端の筋肉に大きな負荷をかけたくない>

と書きました。

<末端の役割は動力源ではなく「微調整」だ>とも。

チーターの足先

このことを考えるのに最適な動物がいます。

チーターです。

カッコイイので個人的にも大好きな動物です。(先日、安佐動物公園のチーターが亡くなったのはほんとうに残念)

チーターってガラス越しに見るとほんとに顔が小っちゃい。体重も40キロ前後!(羨ましいですね)そしてご存知の俊足は、なんと瞬間最高時速110㎞!!

その走りを見ると、前足、後足ともに末端が上手に脱力できているのがわかります。

肩や大腿部の大きな筋肉を動力源に使い、末端はあくまでも脱力。このおかげで、獲物を追いながら咄嗟に方向を変えることができるものと思われます。

【チーターの走り】末端の脱力感に注目!

前足を前方に伸ばすとき、足首がリラックスして折れています。(赤線)

完全に跳躍したときの後足は後方にしっかり伸びきっています。(黄線)

実に美しい。

ウォーキングも同じ

脱力ウォークをするときに、このチーターの走りをイメージしてみてください。

足首の力がフッと抜けてくるでしょう。

わたしたちは獲物を追うことはありませんが、道路のデコボコやちょっとした段差、方向転換などにはつねに遭遇しています。

そのときの微調整が膝から下の役割です。

けっして地面を蹴って欲しくないのです。

チーターは一見すると強く蹴っているように見えますが、おそらく本人はそんなことを考えていないでしょう(笑)。むしろ、体幹の筋力と柔らかさをうまく使って体を前に運んでおり、足先は、体幹の力を地面に伝え、また、地面の反力を体に伝える媒体にすぎません。

おっと、話がややこしくなりそうなので、今回はこのへんで。

※走りの画像は、YouTubeの次の動画から加工させていただきました。脱力感に注目してご覧ください。