最近、何かとご縁をいただいている安芸郡府中町。
日本の町で人口1位とか、広島で一番住みたい街ランキング1位などいろいろありますが、やはりなんといっても“歴史”でしょう。
前から一度ゆっくり歩いてみたいと思っていたので、行って来ました。
いきなりカメさんたちがお出迎え。
榎川沿いの松並木が美しい。キセキレイやキジバトの姿も。
ここは文字通り“土手”のままで、花も植えてあったり、すでに懐かしい雰囲気です。
なんだ、この味のある建物は!?「米」とあるから米蔵だろうか??
府中小学校の北側に、きれいな建物の府中町歴史民俗資料館(府中公民館)があります。
まずはここでいろいろ下調べ。
1年前にリニューアルしたそうですが、とても見応えがありました。
府中町と広島の歴史や昔の人の暮らしぶりが、わかりやすく展示してあります。
これで「無料」とはありがたい!
あらためて学んだのは、現在の広島の市街地はほんの数百年前は海だったということ。
したがって、奈良・平安時代は、府中が山陽道の要所だったんですね。
いまの山陽本線あたりが海岸線だったわけで、それがどのように干拓で広がっていったかがよくわかりました。
はじめて知ることも多く、地元といえど知らないことだらけだと痛感しました。
資料館があまりにおもしろかったので、つい長居してしまい、史跡を歩いてまわる時間がなくなってしまいました(苦笑)
それでも、すぐ近くの多家神社には行きましたよ。
ここも近くを車で通ったことは何度もあるものの、足を運んだのははじめて。
神武天皇ゆかりの地で、古事記・日本書紀にも記載されているというんですから驚きです。
「宮の町」と呼ばれるあたりをのんびり歩くと、古い町並みが続いてなんとも風情があります。
お昼は、府中町観光協会のガイドブックにも載っていた「小料理 樹遊」さんで。
日替わり定食の「魚のあら炊き」をいただいたのですが、感動的なおいしさでした。
大将とお母様がとても家庭的で、居心地が良く、気分はすっかり常連さん。
つぎはぜひ、家族を連れて行きたいと思います。
府中町、ほんの数時間いただけですが、たしかに住みたくなりました(笑)
全然見足りていないので、これからも何度か散策するつもりです。
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