ダンベル回しで肩関節の可動域が改善!

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先日、次の記事を書きました。

このなかでも紹介した「ダンベル回し」を、Wさん(60代男性)は1ヶ月間実践されたそうです。

施術で、Wさんの両腕を上げてみて、「あれ!?」とびっくりしました。

スッときれいに上がるではありませんか。

いままでは、顔よりもやや前方で腕が引っかかる感覚があり、私も注意しながら動かしていたのです。

それがスーッと引っ掛かり感なく上がる。

聞くと、ダンベル回しを一生懸命実践しておられるとのこと。

驚きましたね、60代でもこれだけ変化がでるんですよ。

そもそも中高年の男性は、肩関節が硬く、きれいに万歳できないひとが多いです。

これは「歳だから仕方ない」ですむ問題ではありません。

「肩関節の動きが悪い=呼吸が浅くなる」

ということだからです。

肩関節につながる胸や背中の大きな筋肉が硬くなっているため、当然、それらに覆われた胸郭の動きも悪くなります。

胸郭の拡張・収縮が呼吸になるわけですが、このような状態は、いわば胸郭を抑え込んでいるようなものです。

気づかないうちに、ゆったりとした大きな呼吸ができなくなっています。

そうすると、肩や背中がこりやすくなるだけでなく、自律神経のバランスが乱れ、それがさまざまな病気の温床となってしまいます。

だから、肩関節の可動域を改善して、ゆったりとした呼吸ができるようにしておくことが、とても大切なのです。

聞けば、Wさんは子どもの頃喘息に苦しんだ経験がおありだそうです。

腕回しで呼吸がさらにやわらかくなると、これまで以上に健康な身体に変わることでしょう。

結局、ハードでいかにも“やってる感”のある運動よりも、こういった何気ない、けれど継続しやすい運動が効果的であると、私もあらためて確信させてもらいました。

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