歩くときに頭が前に出る「つっこみ歩き」になると、ふくらはぎが緊張します。からだの真上に頭がくるようにするだけで、ふくらはぎは脱力できます。足がよくつる人は「つっこみ歩き」になっていないか、歩き方を見直してみましょう。
街行く人を見ていると、頭からつっこんで歩く「つっこみ歩き」の人がけっこうおられることに気づきます。
からだのどこかに痛みがあってそうなるのか、はたまたたんなるクセなのか。
いずれにせよ、そのような「つっこみ歩き」はふくらはぎを緊張させる歩き方です。
目次
立位で確認してみよう
ほんの少しの差で、ふくらはぎの緊張度が変わることを体験してみましょう。
- 頭がからだの真上にくるようにまっすぐ立ちます(写真左)
- そこから頭ひとつぶん頭を前に出してみます(写真右)
少し頭を前に出すだけで、ふくらはぎが緊張するのがわかりますね。
ふくらはぎの筋肉
ふくらはぎは、筋肉でいうと「下腿三頭筋(腓腹筋+ヒラメ筋)」です。
足先を遠くへ伸ばす「足関節の底屈」という働きをしています。
立位では、床を踏みつける動きになります。
下腿三頭筋は抗重力筋のひとつで、立ったときにからだを支えています。
頭がからだの真上にあるときは、全身のバランスがとれているのでがんばらずにすみますが、ひとたび頭がつっこむとバランスが崩れるため床を踏みつけてからだを支える必要が生じます。
これが緊張の原因です。
つっこみ歩きでますます疲れる
頭からつっこんで歩く「つっこみ歩き」では、一歩ごとの大きな衝撃を下腿三頭筋で吸収しなければなりません。
つねに力んだ状態です。
これでは足は疲労してしまいます。
二つの歩き方を比較した動画をご覧ください↓
「ふくらはぎがよくつる」という人は、「つっこみ歩き」になっている可能性があります。
自分の歩き方を見直してみましょう。
歩くところをだれかに動画に撮ってもらうか(もしくは自撮りする)、つっこんで歩いていないかどうかを人に聞いてみるとよいでしょう。
まとめ
- 「つっこみ歩き」になっている人は多い
- 頭ひとつぶんつっこむだけで下腿三頭筋が緊張する
- 足がつりやすい人は「つっこみ歩き」を疑ってみよう
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