胸鎖関節から腕を振ることを意識すると、上体が軽くツイストします。そのぶん、腕の振りが伸びやかで大きなものになります。脚は前に出やすくなり、結果的に歩幅が自然に広がります。軽いツイストを使って歩くことが、力みのない「脱力ウォーク」につながるのです。
本シリーズ8回目では、「胸鎖関節から腕を振る」ことを意識しました。
胸鎖関節から長い腕が伸びるのを意識するだけで、腕の振りが伸びやかになり、歩幅も自然に広がりましたね。
ツイストを上手に使おう
実は、胸鎖関節から腕を振ると“ある動き”が生まれます。
それは、「ツイスト」の動きです。
「ひねり」のことですね。
これは、脱力ウォークを考えるうえで重要なポイントです。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
腕を「肩関節」から振った場合と、「胸鎖関節」から振った場合の違いがおわかりいただけるでしょうか。
「胸鎖関節」から振った場合は、上体が軽くツイストし、そのぶん腕振りも伸びやかに大きくなっています。
脚が前に運ばれる
動画のように、まずは止まったまま、その場で「胸鎖関節」から腕を振ってみましょう。
上体が軽くツイストしていますか?
つぎに、そのまま歩いてみてください。
上体が軽くツイストすると、脚がスッと前に運ばれるような感覚になるでしょう。
その結果、歩幅は自然に広がっていきます。
何度も言いますが、歩幅はつま先で蹴って“広げる”のではなく、腕振りを上手に使って自然に“広がる”のが理想です。
ただし、「そうか、ツイストして歩けばいいのか」と、グリグリと無理にひねる必要はありません。
それはそれで無駄な力みが入り、脱力ウォークではなくなります。
ポイントは、軽くツイストすること。
胸鎖関節から腕を伸びやかに振れば、自然にそうなりますよ。
まとめ
- 「胸鎖関節」から腕を振ると上体が軽くツイストする
- その結果、脚が前に出やすくなり、力むことなく歩幅が広がる
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