仕事柄歩くことが多いというHさん(50代女性)、膝の痛みをなんとかしたいと来院されました。
整形外科で定期的に注射を打ってはいるものの、思うような効果は得られず、「特に階段の昇り降りが辛い」とのこと。
Hさんのような方のケースでは、
- はじめに身体のバランスや可動性、歩き方の癖などをチェックし、
- 手技を用いて膝周りを中心に全身の筋肉と関節を緩め、
- 最後に歩き方を丁寧に指導します
現在、月に一度のペースで数回来られたところですが、
「膝がしんどいということが少なくなってきました。階段がラクになっています」
と喜ばれています。
歩き方においては、3つのことを意識的に避けてみてもらっています。
動画にまとめてみました↓
- つま先で蹴る
- かかとから着地
- 大きな足音
これらをとりあえずやめてもらいます。
特に1.と2.に関しては、「良いと思ってそうしてきた」とおっしゃる方が多いので、意外に思われるかもしれません。
もちろん、そのように歩くほうがラクという人もおられるのでケースバイケースではあるのですが、総じて裏目に出ることが多いと、私は考えています。
要するに、あまり力んで歩いてほしくないのです。
がんばってガシガシ歩くのをやめて、ヘナヘナスッスと力感のない歩き方を心がけていただきたい。
それだけでも身体の負担が変わってきます。
これは膝痛にかぎらず、股関節痛や、足裏の痛み(足底腱膜炎など)にも有効です。
興味のある方は、「脱力ウォーク」から記事をご覧になってください。
参考になれば、嬉しいです。
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