体側(からだの側面)は、あまり意識されず、忘れられがちです。
しかし、とても重要な箇所なのです。
ここが硬くなってしまうと、猫背がすすんで姿勢が悪くなりますし、そこから肩こりや腰痛にもつながります。
そして、――ここがもっとも大切なところですが――「胸郭」の動きが悪くなり、呼吸が浅くなってしまいます。
呼吸は「自律神経系」と密接な関係があります。
呼吸が浅くなることで、緊張モードの交感神経がリラックスモードの副交感神経よりも優位に立ちやすくなります。
かんたんに言うと、からだがリラックスモードになりにくいということです。
これがさまざまな不調や病気の原因になるんですね。
胸郭の動きが悪い → 浅い呼吸 → 緊張モード優位 → 不調・病気
したがって、「体側」を柔軟にすることで、いま述べたことの反対のことが期待できます。
- 姿勢の改善
- 肩こり・腰痛の改善
- 深い呼吸
- 自律神経のバランスが良くなる
「体側」を忘れてはいけないこと、ご理解いただけますか?
では、さっそく【体側伸ばし】をやってみましょう。
ポイントは、ただ側屈するだけでなく、そこにひと工夫加えることで、効き方がグンと増すことです。
どんなストレッチもそのための時間をしっかり取れれば理想ですが、なかなかそうもいきませんよね。
“気づいたらやる”
とりあえず、そんな気楽なスタンスで十分です。
まずは、スマホを置いて(パソコンのひとは席を立って)、このストレッチを実感してみてください!
コメント