ふくらはぎがラクな姿勢を探そう

「ふくらはぎが張る」と悩む方は多いですね。今回の記事はそんな方の参考になればと思います。

脱力ウォークでは、「ふくらはぎの力をできるだけ抜いて歩きましょう」と言っているわけですが、そもそも力が入っていることを自覚しにくいのがふくらはぎです。

「あ、肩に力入ってるなー」とか「つい食いしばってしまうなー」などは自覚しやすい。しかし、「ふくらはぎに力入ってるなー」は意識にのぼりにくいんです。

よくある姿勢

当院では、初診時に鏡の前に立って姿勢チェックを行います。

このとき、すでにふくらはぎに力が入っている人がほとんどです。

多いのはこんな姿勢↓

足で床を踏んで安定をはかる

お腹がボテッとして、骨盤が前方に出ています。

一見するとラクそうですが、 床をグッと踏むことで体の安定を保っているため、ふくらはぎは緊張しています。

以前の記事で、ふくらはぎは「抗重力筋」のひとつと説明しました。(→ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その2「自律神経」)

抗重力筋は重力に抵抗して体を支える役割です。ですから、体のバランスが乱れるほどふくらはぎに負担がかかるといえます。

姿勢を直してみる

では、いまの姿勢を直してみましょう。ぜひご自分でもやってみてください。

お腹を軽く引き締めて、骨盤を脚の真上にもってきます。重心がやや後ろ寄り(踵寄り)になる感じです。

骨盤を脚の真上にもってくる

どうですか?ふくらはぎの緊張が緩んだのがわかるでしょう。

こうするとはじめて、「あ、ほんとに力が入ってたんですね」と理解してもらえます。

姿勢ひとつで、ふくらはぎの負担が変わることがわかっていただけると思います。「ふくらはぎの張り」にお悩みの方は気をつけてみてくださいね。

【その他参考記事】

  • 4つの積み木のイメージで姿勢をつくる
  • ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その1「第二の心臓」
  • ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その2「自律神経」
  • ふくらはぎに力が入っちゃいけない理由・その3「動力源ではない」

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