政治家の小泉進次郎氏は、いまでこそスピーチの名手として知られますが、駆け出しの頃は話が下手で誰にも耳を傾けてもらえなかったそうです。
そして、もっともためになったのは、話し方の本やセミナーではなく、「自分の話を録音して聞くことだった」と語っています。
これはそのまま自分の姿勢や歩く姿の改善にもあてはまります。
スマホが普及して写真や動画の撮影が気軽にできるようになったいま、おすすめしたいのが「自分の歩く姿を動画で撮影してみる」こと。
動画を撮ることで、自分の歩き方がどんな感じなのか客観的に見ることができます。
録音した自分の声が思っていたのとまるで違うように、自分の歩く姿は想像と大きく違うものです。
部屋でセルフ撮影してみよう
誰かに撮影してもらうのもよいですし、スマホをセットしてセルフ撮影するのもよいでしょう。
100円ショップにあるスマホスタンド↓↓を使うと便利です。

わざわざ外出しなくても、部屋の中で5~6歩分撮れば十分。
正面からと横からの2パターンを撮ります。後ろ姿まで撮るとなおいいですね。
おもに次のような点に注意して観察してみます。
- 姿勢はどうか?(猫背になっていないか?)
- 腕の振り具合はどうか?(伸びやかにしっかり振れているか?)
- 足の運びはどうか?(つま先が外あるいは内に向きすぎていないか?)
- 体が傾いたり、捻じれたりしていないか?
- 上半身と下半身の連動はうまくいっているか?
- ドタバタとぎこちない歩きになっていないか?

大袈裟なほどに改善してみる
姿勢や腕の振り具合など、気づいた点があればそこを改善して、再度撮影します。
このとき「ちょっとやりすぎかな」というくらい大袈裟に変えてみるのがコツです。
背中が丸くなっていたら思いきりそっくり返って歩いてみる、腕が振れていないと思ったら子どものように大きく振ってみる。
動画で確認すると、おそらくそんなに大袈裟なことになっていないはずです。
それくらい自分のイメージと実際は違うんですね。
もちろんランニングにも有効
このセルフ撮影は効果が大きいですから、ぜひお試しください。
ランニングが趣味の人は、走るフォームを撮ってみましょう。ランナーの皆さんの話を聞いていると、自分の走りを撮影したことがない人が多いのに驚きます。
次の記事も参考にしてみてくださいね。
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