わたしが患者さんによくやってみてもらう動きのひとつは、「フロントランジ」です。
からだのバランスをみるのに有効です。
それも立ってチェックするのとは違って、「動きの中でのバランス」をみることができるのが利点です。
「からだの使い方のクセ」が出やすいということですね。
意外にも、長年スポーツをやってきている人でも、左右で違いが出たり、難しく感じる人が少なくありません。
では、やってみましょう。
- 普通に立った姿勢から、右または左の足を大きく前に踏み込みます。(踏み込んだ側の膝は約90度。両手は下に下げておく)
- そこから最初の立った姿勢に戻ります。
- 反対側も同様に行います。
チェックポイントは、
- 踏み込んだ足が左右に倒れず真っ直ぐになっているか
- からだの軸はまっ直ぐになっているか
- バランスや、やりやすさに、左右差はないか
などです。
よくあるのは、
- 軸がぶれる
- 膝や骨盤が内側にねじれる
- グラグラと不安定
- 戻るときにスッと戻れない
- これらに左右差がある
などです。
どうですか?
左右同じように、安定感のあるフロントランジができたでしょうか。
難しく感じる人も多いのではないかと思います。
でも、がっかりする必要はありませんよ。
正しいやり方を意識しながら繰り返すことで、筋力、バランス、柔軟性の改善が期待できます。
ぐらつく人は、イスなどに手を置いて、危なくないように練習してください。
レッツ、ランジ!
コメント