「一気に寒くなりましたねぇ」
もりたカイロプラクティックでも、そんな会話が交わされています。
こんな季節の変わり目に増えるのが、
「腰をやってしまいました、、、」
という声。
「お、流行に敏感ですね」と冗談半分で言うものの、ご本人は笑うのもしんどそうです。
ぎっくり腰は、何がどうなったのでしょうか?
たいていは、筋肉や筋膜、靭帯といった軟部組織の損傷です。
軟部組織の一部が、ピリッと裂けた(もしくは切れた)ような状況です。
背骨や骨盤が“ズレる”というものでもありません。(「そんな感じ」がするかもしれませんが、もしほんとうに背骨の一部がズレていたら大変なことです)
からだの中で軟部組織が傷ついただけですから、安心してください。
時間の経過とともに、しだいに治癒してきます。
ただ、腰は「要(かなめ)」の字があるようにからだの中心ですから、どうしても大きな負荷がかかり、ちょっとした動きでも強い痛みが走ります。
特に困るのは、咳やくしゃみをするときです。
そこで今回は、ぎっくり腰で咳やくしゃみをするときの、ちょっとしたコツをお伝えしておきます。
いきなり不用意に「クシュン」とやると、体重と突発的な力が腰に集中します。
これでズキンとくるわけですね。
そこで対策としては、何でもいいから「どこかに手を突いて体重を腕に逃がす」ことです。
「壁」や「テーブル」でもいいですし、
何もなければ、自分の「膝」でもかまいません。
こうすると、腰に集中する負荷を分散させることができ、比較的ラクに咳・くしゃみができます。
その際、腰をしっかり入れて丸くならないようにも注意してくださいね。
あと、腰に手を当ててグッと押さえておくのも、何もしないよりは有効です。
それから、洗顔も辛い作業ですよね。
そちらについては、下の記事に書いているので参考にしてみてください。
ぎっくり腰は、腰回りの筋肉が硬くなっているときに起きやすいです。
寒暖差が大きいと、自律神経のバランスが乱れて筋肉が硬くなるので、ちょっとした動きや負荷で損傷が生じやすくなります。
もちろん、予防するに越したことはありません。
日ごろから軽い体操やウォーキングなどで、腰回りの筋肉を柔軟に保っておきましょう。
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